介護老人保健施設 梅桃(ゆすら)
(介護予防)通所リハビリテーションの特徴
ご利用者やご家族からの身体・生活機能向上に対する要望を伺い、医師・看護職員・リハビリ専門職員(理学療法士・作業療法士等)・介護職員による専門的対応を行い、社会参加等を支援する施設です。
当事業所では、身体機能向上、生活機能向上、社会参加支援を中心に行っています。ご利用者に応じた利用時間の選択(短時間・長時間)が可能で、食事・入浴では、ただ提供するだけでなく、自宅での自立した生活が送れるようになる為のリハビリを提供することも行っております。
短時間利用(2~4時間)
- 短時間でADL・IADL低下の原因となる運動機能向上リハビリを中心に行います。
- 主に心身機能の回復や向上を中心としたメニューとなります。
長時間利用(4~8時間)
- 短時間の運動機能向上に加えて、ADL・IADL向上、趣味活動再獲得に向けた動作分析をし、生活機能向上練習をおこないます。
- 食事は提供するだけでなく、必要に応じて食事~家事動作の動作向上を目指すこともできます。
- 入浴も提供するだけでなく入浴動作や介助量の減少や動作向上に資する支援も行っております。
施設の実績
入所者→在宅復帰率71%
入所者に対しては中間施設の役割として、可能な限り在宅復帰できることを目指しております。
ケアマネジャーを中心に看護師、リハ職、介護士で目標に対して多職種連携し自立支援に向けて努力しています。毎週カンファレンスを行い現状と課題を共有し、入所1ヵ月のアセスメントで方向性の目標設定、在宅復帰に向けた確認を行っております。その後、ご本人、ご家族へ報告・連絡・相談をおこないます。
平成30年の1年間の在宅復帰率は月平均71%となっており、在宅復帰に向けた取り組みを多職種で行っています。少しでも住み慣れた地域やご家族から離れず暮らせるよう、ご本人の意向に沿った活動を目指します。
通所者→介護度改善、維持=“いつまでも元気に住み慣れた地域で”を目指して
通所リハビリテーションに関して、利用登録者51名(平成31年3月末現在)中、8名(全体の15.6%)が改善。25名(全体の49% )が維持で推移しており、うち6名は改善後に維持継続できております。残念ながら病気の再発や新たな疾病等により悪化してしまうケースもありますが、そのうち26%の方は改善に向かっている途中のケースでした。
比較的早い段階で利用開始されている方は改善につながるケースが多いため、まずは利用に繋げて心身機能の改善・維持を図ることをおススメします。
【内訳】
◎改善者(8名)…1段階改善:5名、2段階改善:1名、3段階改善1名、4段階改善:1名
△改善→維持者(6名)…1段階改善:6名
1日の流れ
午前
8:30~11:30 身体機能向:上運動中心
健康チェック:血圧・脈拍・体温など、身体の状態を確認します。
①みんなで体操:飲み込みや喋りやすくする為の運動・体幹や下肢を動きやすくする為の運動・認知予防の為の運動を行います。
②専門職が、痛みや動きにくい身体の原因を探し、改善していきます。
③個々に応じた運動メニューを作り、身体機能の改善・向上をはかります。
④様々な機械を使って運動し、日常生活がおこなえる身体作りをします。
⑤足のマッサージ機械や電気治療で、痛みの軽減や筋力強化を行います。
12:00~ 食事・口腔
食事の提供を行います。必要に応じて見守りや介護を行います。
また、必要に応じて食事動作の自立や向上を目指す支援もいたします。
食事
①食事の準備や、つぎ分ける等の練習も行えます。
②食事の時の姿勢や、机や椅子の高さ等の環境を個々に応じて整えます。
③家でも食べやすいように、食器の使い方や動作指導を行います。
④飲み込みやすい身体状況や食事形態をととのえます。
口腔
①口腔内を清潔にし、肺炎の予防を行います。
②必要に応じて口腔ケアが自分で出来るように、練習を行います。
午後
13:30~16:00 生活機能向上、社会参加機能向上、レクリエーション中心
①家の畳で生活できるように、床からの立ち上がり等の動作練習をおこないます。
②部屋の掃除や窓ふきなど、清掃動作の練習を行います。
③トイレ移乗や衣服着脱を含めた排泄動作の練習を行います。
④入浴の見守りや介護を行います。入浴動作の自立や機能向上を目指すために、またぎ動作や体を洗う動作など、入浴動作の練習も行えます。
⑤調理や洗い物など、調理動作の練習を行います。
⑥趣味活動再獲得に向けた訓練を行います。(花壇作り・畑仕事・ゴルフ・買い物・レストランでの食事・マージャン等)(具体例:植える・水やり・スイング練習・ゴルフ場再デビュー・店内移動・レストランへ行く・注文~支払い・牌を積む・盲牌等)
⑦レクリエーションを通して楽しく心身機能の維持・回復に資するよう支援を行います。